負債回転期間とは
負債回転期間の算出式
記号 | 経営状況分析の指標 | 寄与度 | 算出式 | 上限値 | 下限値 |
x2 | 負債回転期間 | 11.4% | (流動負債+固定負債)÷売上高÷12 | 0.9ケ月 | 18.0ケ月 |
※1.1ケ月当たりの売上高(平均月商)は審査対象年度における完成工事高及び兼業事業売上高の合計額を12で除して得た数値です。
※2.負債回転期間は、基準決算における流動負債及び固定負債の合計の額を(※1.)の平均月商で除して得た数値です。
※3.当該数値が18.0を超える場合は18.0とみなし、0.9に満たない場合は0.9とみなします。
負債回転期間って?
負債が重荷になって経営活動を圧迫していないかどうかを見るものです。 負債合計が平均月商の何か月分になっているのかを見て資金繰りが健全かどうかを判断します。 この数値が低いと資金繰りが健全で、数値が高いと不健全であるということになります。評点アップ対策
※1.売上を伸ばすこと。
※2.負債を減らすこと。
この2点に絞られます。(当たり前ですね) 売上を九に伸ばすことはなかなか至難の業ですから、 負債を減らすことに注力してください。1.まず定期や積立などの固定預金があれば解約して負債の支払いに充ててください。
この場合はまず流動負債⇒固定負債の順番で行ってください。
2.投資有価証券や土地などの経営活動に利用されていない遊休資産を売却するなどして得られた資金を負債の支払いに充当してください。
3.材料などの棚卸資産が過剰在庫になっていませんか?適正在庫にしてください。材料などの棚卸資産は現金と思ってくださいね。
4.増資が可能であれば実施して、得られて資金を借入金の返済に充当してください。